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朝から味わう至福の一杯「麺や虎」

藤枝市の朝ラーメン文化を25年にわたり支え続ける「麺や虎」。看板メニュー「黒虎麺」は見た目のインパクトに反して朝からでも美味しく食べられる絶品です。時間帯によって味を調整する細やかな配慮と、東京での修行経験を活かした店主のこだわりが、幅広い客層から支持される理由です。その秘密を伺いました。

目次

朝でも美味しく食べられる「黒虎麺」の秘密

オススメメニューの「黒虎麺」

──オススメメニュー「黒虎麺」のこだわりを教えてください。

店主

自慢のチャーシューは自家製で、肩ロースを2時間程スープでコトコト煮込んだチャーシューを提供しています。

店主は黒虎麺の主役であるチャーシューについて語ります。肉の美味さが一番!という肩ロースのこだわりに加え、特筆すべきは提供方法です。チャーシューは大きな塊のまま保管し、注文を受けてから切り分け、提供直前に炙るという手間を惜しみません。

店主

事前に切り分けして置くと断面の酸化が進みジューシーで柔らかな食感が損なわれてしまう。そして提供の直前に炙ることで香りと風味がプラスされます。

実際に食べてみると、香ばしく炙られたチャーシューの香りが口の中でひろがり、特製白髪ネギとの相性も抜群です。見た目のインパクトから想像する以上に、女性でも朝から楽しめる味わいになっています。

特製の白髪ネギと一緒に頬張る麺は最高です

時間帯で変える背脂の量 朝は食べやすく、夜はガッツンと!

黒虎麺は、とんこつベースの醤油味だが見た目から想像するような重たい味わいではなく、朝からでもスルスル食べられることが特徴です。店主はその秘密をこう説明します。

店主

スープの臭みを取り除く下処理をしていますので朝から抵抗なく召し上がれると思います。スープには背脂を入れますが、その量も朝は控えめにしています。

同じメニューでも時間帯によって味わいを調整しているそうです。来店する客層や時間帯に合わせて微妙な調整を行っています。

店主

朝は比較的食べやすく、夜はもっとスープの中に脂が溶け込むような感じにしています。

この時間帯による味わいの変化は、同じ店でも異なる体験ができる楽しみにもなっています。朝軽めに食べた後、「夜はもっとガッツリといきたい」と再訪を約束する客も少なくないそうです。

多彩な卓上調味料で楽しむ「味変」の世界

「麺や虎」の魅力の一つが、豊富な卓上調味料です。特製醤油、豆板醤、酢など、自分の好みに合わせてカスタマイズできる楽しさがあります。

店主

特製醤油には煮込んだチャーシューの出汁も入っています。

それ以上を聞こうとすると「企業秘密です」と笑顔で返されました!

店主

卓上調味料を入れて色々アレンジできて、自分の好みに味変できます。

訪問するたびに新しい味わいを発見できる楽しみもあり、何度でも足を運びたくなる理由の一つとなっています。

 東京での修行から地元へ「麺や虎」25年の歩み

サラリーマンからオーナーシェフへと転身した店主

──サラリーマンからオーナーシェフへ東京の名店からのれん分け

「麺や虎」の歴史は2000年の開業から始まり、今年で25年目を迎える。開業前、東京でサラリーマンをしていた時期があったそう。

店主

東京へ赴任時代、近所の繁盛店だったラーメン店に通うのが日課となっていました。サラリーマンの時に。地元静岡には当時なかったラーメンの味に惚れ込んでしまいました。

と店主は当時を振り返ります。

その通い詰めていた店から、後にのれん分けという形で技術を継承することになります。

店主

地元がこちら(静岡県)だったので。東京には転勤で行っていただけでした。

という店主は、故郷に戻りこのラーメンを地元静岡の人にも知ってもらいたいという思いから、通い詰めた店に「教えてください」と技術習得を申し出をしました。

熱意が認められ修行の機会を得た店主は、東京で学んだ技術と知識を持って地元・静岡での開業に至りました。脱サラしラーメン店主へと転身した背景には、地元への愛着とラーメンへの情熱が垣間見えます。

地域に根ざした営業スタイル 朝7時からの営業

朝ラーメンの看板を掲げ営業をしています

「麺や虎」は現在、土日祝日は朝7時から夜21時まで(休憩時間 有)という長時間の営業を行っています。この営業時間は、地域の需要が反映されています。

朝7時からの営業は、藤枝の朝ラーメン文化に合わせたものだが、地域の介護施設や工場で夜勤を終えた労働者が「夜勤明けには腹が減る」という地域特有のニーズに応える形で営業をしています。

朝から夜まで長時間営業することで、さまざまな時間帯に訪れる多様な客層のニーズに応えています。この地域密着型の営業スタイルが、25年間地元で愛され続ける理由の一つと言えます。

藤枝の朝ラーメン文化と「麺や虎」の関わり

──朝ラーメンの今後 地域文化としての定着と発展

藤枝の朝ラーメン文化の将来について、

店主

普通に藤枝に来たら朝ラーメン食べなきゃだよね、みたいな感じになるといい。

名古屋のモーニングのような地域の象徴的な食文化として定着することへの期待を語ってくれました。

すべての人に居心地よく「麺や虎」のこだわり

女性も作業着姿の方でも入りやすい店内のデザインと雰囲気

「麺や虎」の店内は、洗練されすぎず、かといって古めかしくもない、絶妙なバランスの雰囲気が特徴です。

店主

普通の中華屋さんっぽくはないようにしています。だからと言って過剰におしゃれすぎても。ここら辺は土木関係の方も多いので、作業服では入りづらい感じでも困るのです。

同時に、「あんまり昔の町中華みたいな作りにしちゃうと、今度は女性の人が入りづらくなっちゃう」という配慮もあります。このバランス感覚は、多様な客層を受け入れたいという店主の思いの表れです。

店主

おしゃれでもなく、雑多な感じで(笑)

と店主は笑うが、その「程よさ」こそが多くの人に愛される理由の一つです。広い駐車場も完備し、アクセスのしやすさ、入りやすさも大切にしています。

──黒虎麺以外のおすすめメニュー「鶏塩らぁめん」

「麺や虎」には看板メニューの黒虎麺以外にも、多彩なメニューが揃っています。特に店主がおすすめするのが「鶏塩らぁめん」。

店主

あっさりした「鶏塩らぁめん」もありますよ。こちらは細麺になります。
つけ麺はもっと太い麺でスープが絡むワシワシ麺を使っていますし、冷たいラーメンはつるっと入る、冷やし中華麺みたいなものを使っています。

麺の種類もメニューによって使い分けているという。

この麺へのこだわりも、ラーメンと真摯に向き合う店主の姿勢を表しています。女性にも人気の「鶏塩らぁめん」は、黄金に透き通ったスープで朝からでも食べやすく、「黒虎麺」とはまた違った魅力を持つ一品です。

一つのメニューに固執せず、様々な好みに対応できるメニュー展開も、25年間愛され続けている秘訣の一つだと感じました。

これからも愛される店であるために

社会環境の変化に直面しながらも、「麺や虎」は地域に根ざした店として25年間存続してきました。その秘訣は、変化する客層のニーズを敏感に捉え、対応してきたことにあります。

朝からしっかり食べたい客層や夜勤明けの労働者に合わせた味わいのラーメン、夜はこってり系を好む客層に合わせるなどとした、同じメニューでも時間帯によって味わいを変える工夫は、客のニーズを第一に考える姿勢の表れです。

店内の雰囲気づくりや紙エプロンの常備等細部への配慮も、すべてのお客様に居心地良く過ごしてもらいたいという思いから生まれています。

藤枝の朝ラーメン文化を支え続ける「麺や虎」は、これからも地域に愛される店であり続けるでしょう。また、様々な時間帯に訪れるお客様のニーズに応える姿勢は、25年の歴史に裏打ちされた確かな強みとなっています。

店舗情報
店名麺や虎
住所静岡県藤枝市大新島669-4
営業時間平日10:00~14:30、17:00~21:00
(土・日)7:00~14:30、17:00~21:00
※スープ無くなり次第終了
定休日火曜日
看板メニュー黒虎麺
駐車場有(30台) 駐輪場有
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